スポーツ整形外科は整形外科の一分野ですが、スポーツを行うプレーヤーの負傷に対して特化した医学です。

扱う負傷については、特に変わらず、骨、筋肉、靭帯、腱などです。
一番の違いはその目的にあります。



スポーツに特化するため、目的はプレーヤーとしての早期復帰です。



通常ならギブスで固定して何週間か安静にしていれば治る負傷であっても、その間の筋力の低下、心肺機能の低下、モチベーションの低下などを防ぐため、負傷部の治療だけでなく、リハビリテーションの指導、心身全体を治療前の状態に戻します。



また、負傷を予防できる身体の使い方や、トレーニングの指導も行い同じ負傷が起こらないように指導します。

プレーヤーの中にはスポーツをやりたいがため、初期治療をおろそかにして、よりひどい状態になることがあります。

また、コーチの理解不足のため、無理な動作をプレーヤーに強いていることもあります。


例えば、野球の投手の肩やひじの使い方、バスケットボールなどの膝や足首の使い方などです。野球の投手の場合、ひじの使い過ぎなどと言われることがありますが、無理な負荷をかけてひじを使いすぎたためであることがほとんどで、これはコーチの理解不足が原因です。

このようなことが起きないように、関係者に理解を広める医師もいます。スポーツ整形外科の検査や治療の根本は、一般とさほど変わりません。

特徴としては、筋力や心肺機能を測定し、できるだけ低下させないようにするために、トレーニングメニューを組むことと、治療の目標が最初から決まっている点にあります。
例えば、7月の大会にはどうしても出たいので、6月中旬までに治すといったようなことです。

スポーツ整形外科の中でも得意としてるスポーツがあるので、できるだけ自分の行うスポーツを得意としている医者を知っておくことがいいでしょう。